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ズッキーニは大成功![]() |
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05年7月記 イギリスではコジェットと呼ばれるズッキーニを今年は家族が2人だからと2株植えています。種子を播くところから出発しましたが、根元を黒いビニールで覆って地温の上昇をねらいました。同じ事をトウモロコシの下にもガラスに囲まれたナスの下にもしています。それ程にここの気候は暑い日がすくないのです。 たいへん良く育ったので、7月中旬に入ってすぐからもう10本以上収穫がありました。毎日畑に行くわけではないので、1日おいたある日には一本で33cm675gの大きさになっていました。葉の大きさは1枚50cm以上にもなり場所を大きくとっていますが、それだけ間を空けて植えて正解でした。この分では食べるのに追いかけられるほどです。温室内ではキュウリやピーマンももどんどんなり始めています。 我が家ではキュウリとかナスのような夏の野菜は夏しか食べません。そんな暮らしを続けていると、おもしろいことに暑くならないと夏野菜は欲しくならないし、暑い日がくるととたんにレタスとキュウリにバジルを添えたりしたフレッシュサラダが欲しくなります。 この頃は食物マイレッジと言う言葉がでてきて、遠方から飛行機などで運ばれる距離が短いものを食べるよう言われはじめました。それは言い方を変えれば地産地消です。その土地でとれるものをその時期にいただく、それが健康にも合っているのです。 その意味では歩いて行ける畑で出来た野菜を食するこの暮らしは理想的と言えるでしょう。厳密に言えば温室やビニールの助けを借りるのは気候が合わないという点で間違っているのかもしれませんが、それらを利用しないと作物の種類がジャガイモと玉ねぎニンジン程度に限られてしまいますのでやむをえません。温室と言っても加温してはいないのですから、温暖化にも与してはいません。 犬養美智子氏の『日本人が外に出るとき』という本には、ドイツにお嫁入りしたインドの上流階級の女性が、好みにあったインド料理を食べ続けるためにコックからメイド庭師一同つれていって祖国と同じ食物をとり続けた話がでています。手に入りにくい食材は種から播いて育てたのです。何ヵ月後に、そのような料理を食べ続けた人たちが皆健康を害したとありました。暑いインドでは健康的な食べ物も緯度の高いドイツではかえって不健康の元になったのです。 今は先進国では季節に無関係にいろいろな野菜や果物が手に入りますが、やっぱり旬のものがおいしくて健康的ですから、皆様もぜひ季節の食材を召し上がって下さい。 さてお話が広がりすぎました。今日の夕食にはとってきたズッキーニでラタテューユをつくりましょう。 ![]() |
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