英国からやってきたカボチャの一種
　この春、ロンドンからやってきた友人がビートルートとかリークとかロンドンでおなじみだった野菜のタネをおみやげにもってきてくれました。その一つがバターナッツ　スクオッシです。スクオッシというとカボチャやズッキーニの仲間を一緒にしてよぶ名前ですが、そのなかにバターナッツも入ります。
　ひょうたんのような形のカボチャを東京あたりでは見たこともなく、英国で出会った植物ですからてっきり彼の地のものと思っていました。ところがいつも交流している“師匠”に形状を言うと
「それはぼうぶらだ」
というのです。このあたりでも一般に育てて食べていたと言うのですからびっくりです。
　ネットでみると熊本の春日という地方の伝統野菜とありました。バターナッツは表面がつるっとしていますが、ぼうぶらの方は写真で見ると縦に溝があってかなり凹凸があります。切ったところは下部の膨らんだ所にタネができ、そっくりです。味もポタージュに向くようで、ほとんど同じもののようです。
　春にタネをまき、いくつか収穫できましたのでいよいよスープを作ってみました。