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干し柿には棕櫚の葉を使う![]() |
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![]() 棕櫚の葉でしばった柿 ![]() ![]() ![]() 日を浴びて甘くなる
春がくればタケノコ、梅雨時はラッキョウや梅酒つくりなど、移り行く季節ごとの家事があって結構追いかけられるものですが、ここに越してきて始まった作業の一つに晩秋の“干し柿作り”があります。 ●適した時期 寒くなってからです。理由は干している間に柿にカビが生える恐れがあるからです。聞いた話ですが、まだ暖かい時期に干し始めた誰それさんは、干す途中で一度焼酎に漬けてカビを防止したとか。そういう工夫をすれば早めもありでしょう。 ●用意するもの 渋柿 吊るすための紐(今年はこれに棕櫚の葉を使いました) 消毒用に熱湯 柿 我が家に渋柿の木がないのでたまたま実が入手できたら作ります。一昨年八百屋さんに注文して、干し柿用の先のとがった大粒の柿で作りましたが、意外なことに友人の庭になった小さくてタネのある柿の方がおいしく感じました。以来我が家では、何処かの家でなり過ぎて余っている柿があったときにいただいて作っています。 ひも 今年は棕櫚の葉を紐にして使うことを教えていただいたので、柿のついでにその葉もいただいてきました。 消毒用に熱湯 焼酎やブランデーに漬けて消毒する人もおいでとか。私はもっぱら熱湯です。 作り方 1 柿のへたの余分な部分をとり、皮をむきます。 2 それに紐を結びつけ、吊るせるようにします。柿の実は紐が結びやすいように葉柄をTの字に残してありますので、今年はそこに棕櫚の葉を割いたものを紐として使いました。 棕櫚の葉は細く割きますが、葉脈は太すぎるので避けます。頼りのなさそうな細い紐ですが、その両端に柿をひとつずつ下げます。ここでおもしろかったのは、ふつうの紐だと固結びとか蝶結びとかどちらにしても二度結びますが、それが一度で済んだことです。 一度細い葉を交差させるだけでずっとほどけることなく、数週間干している間中柿は落ちることなくぶらさがっています。私には大変な驚きでした。 たくさん作る場合は、縄に幾つも下げて“のれん”状にして干しますが、その場合には棕櫚の葉の紐では短かすぎて向きません。 3 紐に結んだ柿を熱湯に5から10秒くらいつけて、カビを防ぎます。 4 風通しの良いところに干します。雨にはあてない方がよいので、外に干す場合は気を付けます。私は天気の良いときには外に出して、夜は軒下に採り込みますが、夫はそんなに出したり入れたりしなくたって出来ると言って、彼が管理するときは雨が降らない限りずっと軒下ばかりです。 5 1週間くらいして外皮がしっかりしてきたら数日おきにもみます。毎日でも揉んでやると甘くなるという人もいますが、私は気が付いた時に揉みます。 6 2,3週間で完成です。自家用なので色が黒っぽくなりますが味は上出来です。 ![]() |
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