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ピアノ椅子の張り替えにトライ![]() |
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冬は日頃と一味違った仕事、アップホルスターに挑戦 寒くて園芸作業の少ない冬は、味噌作りとか落ち葉を集めて腐葉土作りをしたり、いつもと違った作業をします。この前の冬には懸案だったピアノの椅子の張り替えをしました。ピアノとその椅子は元々義姉のものだったのですが、嫁入り荷物にならずに実家に置かれたままになっていたのです。ピアノは弾かれもせずに50年も経って、特に椅子は坐面の布は切れて中身もなくなり、見るも無残な状態でした。私たちの家の新築がなった時にピアノとともに引き取られたのですが、椅子は家の主に屋根裏に放り込まれていました。実はそれを見た始めから私はいつかそれを並みの姿にしてあげたいとおもっていたのです。たまたま在英中に“upholster アップホルスター”という成人教室に通って椅子の張り替えをした体験があったからです。 Upholsterって? 詰め物や必要な時はスプリング(ばね)等を使いながらfabricファブリックと呼ばれる特別な布で室内の装飾を行う作業のことです。 その教室では籐椅子を編んでいる人もいましたが、いずれにせよ痛んでいたり、古くて使うのをはばかられるようなものに手を入れて立派な姿にする仕事ですからとても楽しいものでした。 その教室に始めていったときは、2回にわたる集中コースでした。経験のない私は、最もかんたんなベッドのヘッドボードを作りました。それはちょうど客用ベッドに必要でしたので、出来上がった時は意気揚々とベッドに取りつけました。 二回目のクラスでは椅子に挑戦したのですが、初心者はドロップインという座面が上にのっているだけの単純な作りのものが適していると勧められました。作るべき教材の椅子の調達からしなければなりませんから、私はそれではあまりに簡単過ぎるとナーサリーチェアー(子供用の椅子)を教材としてクラスに参加しました。その椅子は100年くらい経っている様な古いものですが樫材なのでしっかりしていました。子供用といっても私だけでなく夫さえ坐れる横幅があり、ロンドンからの引っ越し荷物に入れられて今の我が家におさまっています。 張り替えを本格的にしようとしたら専用の道具や材料が必要ですし、椅子の形状による技術が求められますが、今回挑戦するピアノの椅子は単純な円い形ですからそれらがなくてもなんとかできるのではと踏んだのです。 その時にはおまけの話もありました。というのは、その1年ほど前に、ロンドンから持ち帰ったアンティークの椅子のいくつかを張り替えたくてプロにお願いしたのですが、その方が私の“野望”をきいてピアノの座面に必要な詰め物を下さっていたのです。椅子の布はロンドンから持ち帰ったビロード状のものがありましたので、それを形に合わせて縫っておきました。もう実行あるのみでした。 ![]() |
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