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苦みを楽しむバンペイユ(晩白柚)の砂糖漬け

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晩白柚の収穫
 家の裏側に位置している果樹園(そう呼ぶにしては小さいのですが私は面白がってそう名付けました)にある二本の晩白柚から12個の実がとれました。
 本来はもっと大きい実になるはずなのでしょうが、夏の水不足にも放っておかれたためか大きな実は2.5キロが一つであとは1.5キロ程度の実でした。それでも2012年に植えこんでから2016年に3個、17年に7個という出来で、だんだん増えていますから上出来と言えるでしょう。

ザボンと晩白柚
 ザボン、文旦、晩白柚と区別のはっきりしない大玉の柑橘がありますが、実の色で判断するのが分かりやすいようです。ある説では淡黄色が文旦(ブンタン又はボンタン)、赤がザボン、白が晩白柚とありました。一番大きいのが晩白柚でかんきつ類の王様とあります。香り、味とも独特で、我が家では収穫するとまず追熟を兼ねて部屋に飾って香りを楽しみ、いよいよ実を食したら皮でお菓子を作って楽しみます。この砂糖漬けは、甘みは当然ですが好もしい苦味があります。そのせいか「これ大好物」という人が多いのにびっくりします。子供だったころに食べた記憶はあるのですが、当時忙しかった母は皮の砂糖漬けまで作ってくれませんでしたので、こんなに利用価値のある魅力的な果物だとはしりませんでした。たしかに王様です。

砂糖漬けの材料
 晩白柚の実を食べてしまったもの……私は外皮だけでなく白い部分もつけておきます
 砂糖……皮と同量程度(グラニュー糖)

作り方
 実を切る時に天と地とまず水平に切ってから全体を8切れ位にします。
 乱切りに切る−私は黄色い外皮に白いワタをつけたまま切ります。
 苦みをとるために何回か水をいれたなべで煮てから冷水で流します。
 砂糖をまぶして煮ます。
 透明になってきたら一つ一つにグラニュー糖をまぶして干します。
 乾燥具合をみてとりこむ−ワタがついていますのでかなりの日数干しました。
 
 どの段階もあまり神経質にならなくても、いいかえればいいかげんでもそれなりにおいしくできます。



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