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腐葉土をつくる![]() |
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![]() 発酵して暖かい落ち葉の山に隣のネコがさっそくお休みしている ![]()
見事に紅葉したモミジがすっかり葉を落としたから、掃除の手伝いを兼ねて落ち葉をもらってくれないかという話がきて、大喜びで引き取りに行きました。そこは茶道教室に使われている広いお宅で、良く手入れされた庭園の落ち葉はほとんどがモミジばかりでした。針葉樹や常緑広葉樹の葉はあまり向いていないので、モミジだけの落ち葉は有難いです。詰め込んだ袋を家に持って帰って畑の奥に積み上げるとちょっとした小山になりました。 腐葉土の作り方 落ち葉を集める ぬかを混ぜながら積み上げる 水分を調節する−乾き過ぎていると発酵が上手くいかないので強く握った時水がにじむ程度にする 積み上がったら上に覆いをする かなりの量のぬかを混ぜてから上から水を注ぎかけ、手元に古毛布とか絨毯などがあれば全体を覆うのですが、適当なものがなかったのでビニールやブルーシートを使いました。ロンドンでは何処かの家でいらなくなったカーペットがアロットメント(広い土地全体が貸農用に区画で分けられている所)に持ち込まれていてそれを利用させてもらったものですが、ここではその様なものは入手困難で、あそこは良かったと懐かしく思いだす時があります。 後の管理 2週間に一回ほど全体を混ぜる“切り返し”をする。 しっかりぬかを混ぜたのが良かったのか、翌日ぐらいからシートの上に手を置くと暖かくなっていました。発酵を始めた証拠です。 2週間くらいしたらシートをはずして全体を混ぜながら積み直す“切り返し”をしました。もう一度乾きすぎていないか注意して水分の調整をします。 終わったらまたシートをかぶせ、それを数回繰り返した後、一年くらい放置すると落ち葉が“腐葉土”になります。 昨年そうやって仕込んだ落ち葉はどうやら腐葉土になり、ビニール袋に入れられて庭の隅で出番を待っています。私は鉢植えを作るときや畑に植えこむときの土壌改良材としてそれをつかいますが、自家製の腐葉土ができたなんてまるでプロのようではないかと、そのビニール袋をみるたびに自画自賛しているところです。とは言えプロにしては量が少なくままごと程度なのですが。今年積んだ落ち葉もやがて同じように一人前の腐葉土になってくれることでしょう。いかにも物質が循環していく農業です。ついでながら台所からでる生ゴミは別ルートでやはり土に帰しています。 腐葉土の使い方 野菜の植え付けの際に土に混ぜ込む──肥料分と言うよりミネラル分が多く土壌改良になります。 プランターや鉢物栽培の時に加える──放線菌が多いので微生物のバランスを調整してくれます。 市販の安価なものの中には腐熟が完全でない場合があるようで気を付けたほうが良いようです。 ![]() |
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