華やかさのない花が咲いているなと思っているうちに、あっという間にブドウの実が数えきれない数を日々膨らませています。いろいろの仕事に追いかけられているうちに摘果の時期を逃しそうになりました。そこで他の急ぎ仕事には目をつぶって、数日かけて作業しました。取ったブドウの実は山羊を飼っているお宅を二軒知っていますので、両方に届けました。この辺りは田んぼがちらほらあるとはいえほとんど都会といってよい環境ですから、山羊はここでも珍しいのです。一軒目で生まれた仔をもらったのが二軒目のお宅です。

山羊はブドウの実を喜んで食べるようです。昨年は山羊が食べるなんて気がつかないで捨てていました。家畜はその食べ物によってミルクなり卵なりあるいは肉の栄養や味が変わってきますので、美味しいブドウの実なら幾らかはミルクの味に貢献できることでしょう。摘果した実の数は何百とあったようです。

摘果を終えたら袋かけです。昨年は約１００房できましたが、今年は何と３００も袋を遣いました。（購入時１束１００枚なので数が分かるのです）。立派に収穫までこぎつけられるかわかりませんが、楽しみです。

このブドウは２０１３年にネットで探してとりよせました。“ナイアガラ”という品種で、ある本に家庭菜園向きとあったので選んだものです。２０１５、１６年には収穫がありましたが記録するほどではなかったようです。袋かけを始めたのが、昨年の２０１７年からと思います。