“遺伝子組み換え食品NO”の旗印をたてて「うきは市」の“みのう農民組合”が『大豆畑トラスト』の参加者を募集しているのを知って昨年さっそく一口申込みました。4000円で10坪分の土地にその年に収穫出来た大豆を送ってくる仕組みです。従って天候などによって送られてくる量は変動します。昨年秋に私が受け取ったのは約5.6キロでした。また、豆でなく味噌としてだったら4キロ、醤油は4リットルのどれかを選択できますし、何口でも応募できます。もう2018年で21年目を迎えるそうですが、それだけでなく、タネまき・味噌作り・枝豆収穫祭・大豆収穫祭などに参加できます。(この活動は全国のあちらこちらで行われているようです)
トラストから送られてきた今年の申込書には、「大豆の自給率は6%」と書いてあります。スーパーで油や醤油、豆腐など大豆製品の原材料名を見ると『遺伝子組み換えでない大豆』を使用しているとよく書いていますが、どこまで信じてよいのやら。自給している豆以外は海外からの輸入ですが、その内の71.5%は米国からで(2016年)、その米国の大豆のおよそ90%は遺伝子組み換え大豆です。日本で消費される食用油味噌醤油などの大量の製品の原材料に遺伝子操作されていない豆をどうやってまかなうのでしょうか?前述した『原材料の5%までは記述の必要がない』というあたりに秘密がありそうで、遺伝子操作の大豆は使っていないという文字を見るたびに『本当なの?』と心の中で密かに疑ってしまいます。
私の抵抗なんて世界の動きに対してはしてもしなくてもなんの影響ももたらしませんが、実は消費者がまとまればすごい力になるのです。もしまともな食品を口にしたいとお思いでしたら、こんな試みもあると知っていただくのも無駄ではないかも、、、なんてまだ明るい昼間なのに夢を見ています。

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