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もう一つのブドウだな

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新しい棚ができて棒状だった枝から新芽が伸び出しました

葉が茂って影も広くなりました
 我が家にはもう一つの実のならないブドウ棚があります。

伸びてきた野葡萄
 この土地に野葡萄があったなんて気が付かない存在だったのですが、私たちの代になって庭の造作を変えたら表に出て来て伸びてきました。そこで私があり合わせの長い棒で棚をつくったら伸びること伸びること。ちょうど台所の窓に朝の強い光がさして困る程だったのですが、すてきな日陰をつくってくれました。

棚を新調
 その棚には一部に竹まで使用していたものですから数年経つうちにそれが折れそうになり、やはり本格的に作らないとだめだといつもの職人さんに作っていただきました。完成するまでの間落葉していた長い枝はただの棒状でしたが、棚の上に伸ばして待つことしばし。ひとたび時が来るとまたしても葉を茂らせ、枝を伸ばしてしっかりした影をつくってくれました。

日陰を楽しむ
 私はなにも手を入れなくても立派な日陰をつくる野葡萄のファンになり、植えて棚を作らないかと身近な人に勧めるのですが、やはりつごうのよい場所がないとどなたも試してくださいません。個人宅でなくたとえば公園や幼稚園とかの砂場の上などにつくれば真夏には最高の影をつくってくれますから、私は『野葡萄を広める会』を作ろうと言っていました。この地域は新参者の私ですから知っている人も数えるほどですし、『広める会』は一向に進展していません。しかし、たとえ実がならなくても緑がいっぱいに広がっている景色はうれしいので、いまのところ我が家の日陰を一人で喜んでいます。




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