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遂にできた株立ちモンステラ

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左右に株が出ています
育ってくると大きくなり過ぎるモンステラ
 穴のあいた大きな葉がおもしろいモンステラは、観葉植物の中でもよく目にします。
 私は結婚前からなぜか育てていましたが、元気よくでてくる濃い緑の葉はやがて穴があくようになり、けっこうおもしろいものです。
 しかし、これが育ってくるとヘご材や支柱などに寄りかかりながらどこまでも伸びて持て余すことになります。そこである程度大きくなったらカットして挿し芽をしますが、ポットの数が増えすぎることになります。

株立ちになって葉が大きすぎない鉢に出会う
 それが数年前に泊ったホテルのロビーでビックリするものに出会いました。
 株立ちのモンステラでした。1鉢に数本のモンステラが寄せ植えされているように見えているのですが、よく見ると根元からいくつかの株がでていて、ちょうどよいサイズの葉をのばした木の集まりになっていました。幹が一本では無いので鉢全体の葉数が多くなり、しかも小ぶりなのです。こんな姿ならポットは多少大きくなっても2鉢くらい寄せ植えしたら豪華な鉢植えができるでしょう。それまでいくら育てても株は一本立ちで、気根が出るし、大きすぎるほどの葉がやたらに増えて、持て余すのが実情でした。我が家だけでなく兄弟子のお宅でも同じ症状になって、あちらでは夏の終わりに応接間からとうとう屋外に出されていました。
 どうしたらあのように複数の幹がでるのか、それはずっととけない疑問になっていました。いくら芽の先端をカットして挿し芽をしても、親株の新しい芽は1本しか出ません。それが昨冬たまたま成功しましたのでご紹介します。

遂に株立ちができた
 冬に余り低温にあてない方が良い観葉のポットは、明け方に冷え込むコンサバトリーから室内にとりこむのですが、大きく育ったモンステラはかさばるうえに増えすぎていました。そこで、昨冬はえいっとばかりにいつもよりかなり深く根元近くで切って葉のない状態で冬越しさせました。なんとそれが正解だったのです。
 中途半端に幹を残して切ったのは、わき芽は出ましたが頂芽優勢で下の芽はうまく伸びずにいます。この経験から言うと思いっきり根元近くで切った方が良いようです。今のところ理想の形に延びているのは1鉢だけです。

手頃のサイズにしたい鉢植え
 ついでながら大きくなり過ぎるのは、実は元気に上手に育てている証拠なのです。大きくしたくなかったら、正道ではないのですが小さな鉢に少ない土で肥料もやらなければよいのです。事実そうやって何年も同じサイズで飾っているお宅もあるのですが、私はやっぱり元気いっぱいにしたくなっちゃいますからやっかいです。
 もし株立ちになって小ぶりの葉が群れる景色のポットができれば、飾りやすく扱いやすくなります。今後の成長ぶりが楽しみです。


一人前に育った葉はやはり大きいですが、サイズは普通に育ったものよりかなり小さいです。



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