目隠しが欲しくても常緑の樹木は生け垣にでもしないと大きくなり過ぎて使えないのが多いのですが、ハーデンベルギアと同じつる性のジャスミンも目隠し用に最適だと気が付きました。しっかりと茂ったら冬でも枯れることなく目的を満たしてくれます。
　これはたまたま我が家を取り巻いているお隣のうちの一軒が植えたジャスミンが基になっています。そのお隣は西日を遮る目的で植えたようですが、私たちが住み始めた頃には全部抜いていました。しかし家の境界線を越して我が家に広がっていた苗があったのでそれを育てて、今ではこちら側で繁茂しています。
　現在は二か所で茂っていますが、実は目隠しが欲しい場所があり、もっと増やすつもりでいます。
　この春も庭に甘い香りが風に乗って漂い、そのたびにふっと幸福感を味わいました。

●伸びすぎる
　もし難点を言えば伸び過ぎることです。そのために、からませているパイプの柱は境界線からかなり手前に立てていますが、隣家に侵入しないように伸び具合のチェックは時々必要になります。
　たくさん茂った緑の塊を見ると、私は例によって酸素がどんどん生まれて二酸化炭素が吸収されているなと嬉しくなるのですが、場所によっては日除けにも使えるでしょう。手間いらずだし、害虫も気にならないので、線路の際の金網などに植えたら緑いっぱいになるし、音の減少にもなるのではないかと能天気に想像しています。
　家の近所の線路わきの金網には、朝顔がちょろっと巻き付いていた場所がありましたが、あんな所にはこっちの方がよいのではないかなどと思ってしまいます。今度は『ジャスミンで緑の壁を』なんていう、アピールしてみましょうか？　今までに我が家から苗を貰っていったのはたったお一人でしたので広めるのは大変でしょうけれど。

写真撮影日　2020/04/27