数年前NHKの早朝の番組で紹介された“アスパラ菜”を知って以来、我が畑の常連になりました。中国野菜の「菜心」と「紅菜苔」の交配種で、種苗会社によって呼び
方があるようで、オータムポエムとかほかの呼び名もついているようです。
　秋に播種して苗を作り、１０月のおわりに定植したアスパラ菜は翌年になって収穫します。ある情報によるともう少しずつずらして蒔いて長く収穫もできるようです。
　暖かい日が結構あるので、ウチの株は今（２月中旬）が最盛期みたいでよくとれています。
　黄色い花はまるでナタネの花みたいで、結局どちらも菜の花ですが、アスパラ菜の特徴はその太い茎にあります。それをアスパラガスのようだとラジオでは言っていたように記憶しています。私は味や香りはやはりアスパラとは別ものに感じますが、柔らかい太い茎はとても食べやすいです。
　花やつぼみはこれから次の世代のための器官ですから、いかにも滋養たっぷりという言葉がぴったりしそうです。とりたての美しい緑を味わっていると、体の中に免疫力が増えるような心持がして楽しんでいます。
　
●料理法
炒めたり茹でて和えたり、結構なんにでもできます。

執筆 2021.04.28
掲載 2021.09.16