![]() |
|
![]() |
|
|いま、畑には 一覧|2009年夏 一覧| |
おいしくないカボチャ?![]() |
||||
|
||||
![]() 良い品種は伸びも遅く実も少ない ![]() ![]() ![]() 自生の株は葉も大きく勢いよく伸びる ソラマメ、秋植え玉ねぎの収穫が終わって、そこにはカボチャが葉を伸ばし始めました。 今年は栗かぼちゃのタネと自然に出てきた芽2つがそのまま育っているのですが、案の定自生の株はものすごい勢いで伸び始めました。こういう原種に近いものは丈夫でたくさん実をつけますが、味は今ひとつです。ちゃんとした品種は伸びも悪く実の数も限られますが、おいしいものができます。 昨年も同じように自生のカボチャを3株ばかり育てたら、一つ7キロとか8キロとかの大きな実が出来て人様にお分けしました。残りの一部に軽く火を入れて煮くずし、弁当箱サイズに冷凍しておきましたのが、この冬の水漏れ騒ぎの凍った家の中で多いに役に立ってくれました。 記録的寒さの1月2月の日々、湿気と寒さでつらい家でしたが少しでも乾かしたくて毎日通って窓やドアを開け放して風を通していました。水やセントラルヒーティングは使えませんでしたが、電気の一部は生きていました。冷凍庫も幸い動いていて、お昼時そこからカボチャとスープの塊をとりだし、生きていた台所のガスコンロで熱いスープを作ったのです。 スープは丸焼き用の鶏を何時もさばいて骨からとっていましたが、腐りやすいので大抵弁当箱サイズに凍らせていました。カボチャで真黄色になった熱いスープは冷風吹きすさぶ家で凍えていた身体を暖めてくれたのです。 あの寒さの中では暖かい春が来ることなんて思いつきもせず、干したところで零度の気温では多寡が知れていてもひたすら寒風に震えながら濡れたものを日に当てていましたが、今では夏になっています。他のものを押しのけて伸びる自生のカボチャの大きな葉を見ていると、あの時お世話になったスープを思い出し、たいしておいしくないからといって株を引き抜く気にもなれず、その勢いを愛でております。 ![]() |
![]() | |
![]() |
|
|いま、畑には 一覧|2009年夏 一覧| |
福岡県 |